退職代行とは?サービス内容から利用方法、退職代行会社紹介まで

転職ノウハウ

退職代行サービスとは?

退職代行というサービスを最近は耳にする方も多いのではないでしょうか?退職代行サービスとは、会社を辞めたいと思っている労働者本人に代わり、雇用主に退職の意思を伝えて退職に必要な手続きを代行して行ってくれるサービスの事です。

2018年頃から、世間にも認知されつつある印象ですが、このサービス自体は10年以上前から存在します。以前は弁護士さんなどが行っていたのですが、ニーズの高まりに伴い、近年では民間企業も参入してきており手軽に利用できるようになっています。

ただし、悪質な業者や法律違反となる注意事項もあるため、依頼先は十分注意して決めましょう。この記事では、おすすめの退職代行会社の他に、退職代行会社へ依頼する際、実際の退職手続きを行う際に注意すべき点などをまとめています。

退職代行のサービス内容

退職代行のサービス内容は、依頼する会社によって対応内容は様々ですが、おおよそのサービス業者が実施している内容や、一部の業者しか対応していない内容などお伝えします。

まず、基本的にどの会社も対応しているのは以下のような内容です。前提として、弁護士でなければ対応できない事もあるため、詳しくは後述を参照してください

退職代行会社が実施してくれる内容

  • ①会社とのやり取りが発生しない状態にしてくれる
  • ②退職金・残業代・未払い給料等の支払い希望の伝達
  • ③有給休暇等の利用
  • ④必要な引継ぎ内容の伝達
  • ⑤必要返却物の代理返却

①会社とのやり取りが発生しない状態にしてくれる

まず、退職代行を検討している方の中では会社とのやり取りを直接したくないから依頼するという方がほとんどでしょう。退職代行サービスを利用する事で、代行会社が企業とのやり取りを請け負い、直接やり取りが発生しない状態にしてくれます。

トラブルなどでやめられないという方も、退職代行会社に間に入ってもらう事で、安心して退職までの手続きを進める事が期待できます。

②退職金・残業代・未払い給料等の支払い希望の伝達

代行サービスを利用する事で退職はできても、退職金や残業代・未払い給料等のお金が、もらえなくなってしまうのではないかと心配される方もいるのではないでしょうか。退職代行サービスを利用する事で、これらの支払い希望の伝達も代行して行ってくれるサービスがほとんどです。

仮に裁判などの争いになる場合、交渉事などは基本的に弁護士資格を持ったものでないと非弁行為となってしまうため、不安な場合は弁護士事務所や顧問弁護士のいる代行会社へ相談するのが良いでしょう。費用は少しかかってしまいますので、ご自身の状況を踏まえて判断してください。

③有給休暇等の利用

退職代行サービスの利用者は、会社にもう出社したくない、関わりたくないという方も多いでしょう。

労基法では退職日の「2週間前」の申し出が必要とされてますので、退職を会社に申し出た日から2週間は会社に出勤しなければならいのですが、その2週間を考えると憂鬱になる場合もあると思います。

しかし、有給休暇を利用することで、会社に出社する事なく退職する事が可能となります。会社のルールや雇用形態によっても異なりますが、有給休暇は当然に認められている権利であり、退職代行を利用するからといって、取得ができないという事はまずありません。労基法に則り正式な手続きとしてこのような退職は可能となります。

④必要な引継ぎ内容の伝達

会社を退職する場合は、今後その業務を対応してくれる後任者への引き継ぎを行うのが通常です。ただ、退職代行を利用する場合はある日突然会社に出勤しなくなるため、その引き継ぎを行う時間がありません。

そのため、退職代行を利用する場合は、引継ぎについては、マニュアルや書面などにまとめておき、それを代行業者経由で会社に提出します。これは会社からすれば望ましい形ではないですが、最低限のマナーとしてきちんと引き継ぐことが望ましいです。

また、引き継ぎを行わない、もしくは不十分な場合、それによって会社に損害や不利益が生じるとトラブルの原因ともなりかねませんので、注意しましょう。

⑤必要返却物の代理返却

通常、会社を辞める時に必要になるのが、会社から貸与されているPCなどの返却です。ただ返却についても自分が返却するのではなく、代行会社が対応してくれます。

心理カウンセリングや転職/独立支援をやってくれる会社も

退職代行のサービス内容としては「退職するための代行手続き」だけでなく、「転職/独立支援」や「心理カウンセリング」なども行ってくれるサービスも存在します。

転職先が決まっている人は良いですが、決まっていない人は次の仕事を探す必要があるでしょう。退職代行サービスでは、退職するまでだけでなく、その後の利用者の事も考え、転職サポートを行っているところもありますので、必要に応じて利用をお勧めします。

また、代行会社がサポートしてくれるとしても、退職に際して精神的に不安定になってしまったり、過度なストレスを感じる方は心理カウンセリングを受ける事をお勧めします。

会社を辞める・転職活動をする・新しい環境で働き始めるなど、自分では気づかなくとも、普段と違う事にパワーをかける事で、知らないうちに負荷はかかるものなので、不安を感じる方にはカウンセリングを受けることをお勧めします。

料金、費用はどれくらい?

退職代行業者によって金額は異なりますが、おおよそ、3万円~5万円が相場になります。勤続年数など相談者の状況や、オプション・サポート内容によっても費用は大きく変動しますが、相場としては3万円~5万円程度です。

サポートが充実しており10万円近くするものや1万円台で実施してくるサービスなど様々ですが、金額が安くなればサービスは限定的になり、高額になれば手厚いサービスとなりますので、希望に合わせて選ぶことをお勧めします。

キャッシュバックや割引サービスを行っている業者も

まずは、依頼者が何のトラブルもなく「会社を退職する」という目的を達成する事が一番ですが、できる限り安く代行を依頼したかったり、もし自分の思うように進められなかった時に出費が増えるのは避けたいと考えられる人もいるかもしれません。

そんな場合には、キャッシュバックや割引などのサービスがあるかどうかを選定基準に入れるのも良いでしょう。

退職代行会社を利用した場合のきになるポイント

退職金はもらえる?

退職代行サービスを利用した場合でも、基本的に退職金はもらえます。というより、退職金に関しては法律ではなく、各企業が任意で設定しているものであるため、会社によって異なるという事になります。

退職代行サービスを利用したかどうかという事よりは、その会社の退職金規定がどうなっているのか、受給条件を満たしているのかという部分が論点となります。そのため、まずはご自身の会社の就業規則を確認すると良いでしょう。就業規則を確認してもわからなかったり、管理部門に聞く事ができず不安な方は専門家などに相談すると良いでしょう。

ボーナスはもらえる?

ボーナスに関しても規定は各会社が個別に定めていることなので、結論、会社によって異なります。 これは一般論になりますが、ボーナスは通常、給与とはことなり必ず社員支給しなければならないもではないため、支給条件や支給額は、会社が決めることになります。

また、支給条件として、「賞与支給日に会社に在籍している事」としている場合が多く、支給日を迎える前に退職してしまった場合は支給されないものと考えます。

ですので、退職日をいつにするのかはきちんと賞与支給日を確認した上で決める事をお勧めします。

おすすめの退職代行会社ランキング

1位:退職代行EXIT

◆会社概要

会社名:EXIT株式会社

会社所在地:〒150-0041 東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビル5F

◆サービス概要

料金:正社員・契約社員¥50,000 / アルバイト・パート:¥30,000

返金保証:なし/無料相談:あり

連絡方法:電話・メール・LINE/問い合わせ対応時間:24時間365日対応

EXIT株式会社の公式サイトはコチラ

退職代行EXITは、最近ではかなり有名になっている会社です。2018年に退職代行EXITがメディアなどで取り上げられた事が背景で、この退職代行サービスの認知が広がったとも言えますので、名前を聞いた事があるという方もいるかもしれません。

特徴

少し触れましたが、退職代行EXITは2018年からメディアに多く取り上げられ一気に認知が広まりました。そもそも信頼の低いサービスをメディアも取り上げずらいため、メディアからも一定の信頼は得ているサービスといえます。

LINE・メールでの相談可能

電話だけでなく、LINEやメールでの相談もできるため、問い合わせにハードルを感じられている方でも気軽に相談する事ができます。そもそも電話自体が嫌いな方や、電話対応できる時間が限られている方もいると思いますので、LINEなどで相談できるのは利用者からすると相談しやすいと思います。

追加料金は一切なし

価格帯としては、退職代行EXITは決して中間くらいの価格設定ですが、後から追加で費用を請求される事はないため、その点安心して利用できるでしょう。

その他、退職代行EXITはその後の転職支援もしており、指定の総合転職エージェント経由で転職が決まった場合は全額キャッシュバックしてくれる制度もあります。実質無料で利用する事も可能です。

2位:退職代行SARABA

◆会社概要

会社名:株式会社スムリエ

所在地:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3丁目10-32 ロゼ天神303

労働組合名:退職代行SARABAユニオン※退職代行の実行は退職代行SARABAユニオンが実施

◆サービス概要

料金:一律¥27,000

返金保証:あり/無料相談:あり

連絡方法:電話・メール・LINE ※問い合わせ対応時間:24時間365日対応

株式会社スムリエの公式サイトはコチラ

退職代行SARABAは他の退職代行サービスと少し異なっており、退職代行の実行自体は労働組合が実施します。実はこれが大きな特徴となっており、通常の退職代行会社ではできない、「会社との交渉」が可能になります。

退職代行においては、弁護士資格を持っていない者が行うことにより非弁行為となってしまう業務がいくつか存在します。会社との交渉もその一つであるため、通常の退職代行会社ができる事は「退職の意思」や希望を伝えるまでです。

もちろん意思を伝えるだけで希望通りに進む事もありますが、企業側が受け入れない場合は交渉が必要になります。そのため、この「会社との交渉」ができるかできないかは大きな違いであり、利用者からすると大きなメリットとなるのです。交渉が可能になるため、通常より有給消化や退職日の調整・退職金に関する事項などが、自身が関わらなくともスムーズに進めやすくなります。

特徴

会社と交渉が可能

上記にも記載の通り、最も大きな特徴がこの会社との交渉が可能になるという点です。退職代行の実行自体は労働組合が実施するというスキームを採用しているため可能になります。これができるかできないかは大きな違いであり、利用者にとっては、よりトラブルの可能性は少なく、スムーズに退職を進めやすくなるでしょう。

全額返金保証

退職代行SARABAは全額返金保証制度を採用しています。退職代行成功率100%を謳っているサービスが多い中で、実際に返金制度を採用するのは自信の表れであり、ユーザーにとっても安心材料となるでしょう。

退職をする事自体は、労働者に認められている権利であるため、本来であれば当たり前といえば当たり前です。ただし、返金保証がないサービスも多い中で、成功を保証してくれるこのような制度がある事は他のサービスと比較した際の1つのメリットとしては大きいでしょう。

追加料金なし

一律¥27,000の料金設計で追加料金も一切かからないため、後から請求が増えてしまうかどうかなど心配する必要はありません。

無料転職サポート付き

転職先が決まっていない中で退職を決断している利用者も多いでしょう。退職代行SARABAは利用者の事を考え人材派遣会社と提携しており、完全無料での転職サポートも行っています。今すぐに転職の事は考えられなくとも、退職手続きを進める中でこのようなサポートも行ってくれるため、積極的に利用するのも良いでしょう。

行政書士監修の退職届けを無料プレゼント

サービス利用者の特典の一つとして、行政書士監修の退職届けの無料プレゼントがあります。そこまでメリットに感じる方は多くないかもしれませんが、行政書士が監修しているというのは、安心材料の一つではあるでしょう。

3位:退職代行ニコイチ

◆会社概要

会社名:株式会社ニコイチ

本店所在地:〒411-0934 静岡県駿東郡長泉町下長窪731-1

◆サービス概要

料金:一律¥27,000(税込)

返金保証:あり/無料相談:あり

連絡方法:電話・メール・LINE ※営業時間:7:00~23:30

株式会社ニコイチの公式サイトはコチラ

退職代行ニコイチは元々退職代行や謝罪代行などの電話代行を行っている株式会社ニコイチが提供しているサービスで、退職代行を行って15年の老舗となります。 近年、退職代行サービスが話題になっている中、退職代行ニコイチは15年前からサービスを提供しているため、実績や蓄積されたノウハウも多く、比較的信頼できる代行サービスの1つといえるでしょう

特徴

創業15年(一番古い)実績

退職代行ニコイチは創業15年と、業界の中でも一番古くから退職代行サービスを行っている老舗です。古くから行っているからこそ、他社にはないノウハウも溜まっており、弁護士による適正指導を受けてのサービスを提供しているため、安心感があります。

退職させた人数の累計業界No1(2020年12月時点の実績で18,390人)

古くからサービス提供している分、利用者の実績も最も多く2020年12月時点では、利用実績が18,390人にのぼります。これも、18,390人分のノウハウが蓄積されているといえ、これだけ利用者からも支持されているサービスであるとも言えるでしょう。

追加料金なし・全額返金保証

退職代行ニコイチは追加料金もなく、全額返金保証を導入しているため、費用面では安心して利用する事ができます。

弁護士相談とはどう違うの?

退職代行サービスの利用と弁護士相談の違いは、法律事務が行えるか否かです。弁護士にしか許されていない業務内容があるため、これを資格を持たない人物がやってしまうと非弁行為となり問題となる事があります。利用者が罰則を受ける事はありませんが、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため注意しましょう。

現在は顧問弁護士を抱えている退職代行サービスもあるため、弁護士がいるか否かなどを確認すると良いでしょう。例えば、弁護士でないとできない業務は、法律相談を受ける事や法律に関わる書類作成を行う事の他、退職に関わる条件交渉ができるかどうかという違いがあります。

退職は労働者に認められた権利なので退職の意思を伝えるだけで十分だと考えると、そこまで神経質に気にする必要はないと思いますが、サービス品質の低い企業も中にはあるため、弁護士のいる代行会社・弁護士事務所・実績のある代行会社に相談すると良いでしょう。

ちなみに、これらは問題になる可能性があるというだけで、確実に違反になるというものではありません。

退職代行でよくあるトラブルは?

退職代行によるトラブルとは、退職代行業者とのトラブルと所属企業とのトラブルの2つに別れると思いますが、退職代行業者とのトラブルが多い傾向にあります。

①悪質な退職代行会社にあたってしまった

退職代行会社の中には利用者の弱みを突いて詐欺まがいの事をする業者も存在するようです。お金を払った後に連絡がつかなくなってしまったり、やり取りの途中から突然連絡がつかなくなってしまったというケースもあるようです。依頼する際には、名前の知れたところや実績のあるサービスを選ぶのが安心でしょう。

②サービスの品質が低い

悪徳業者でなくても、対応が悪く、話を聞いてくれなかったり、連絡がしばらく滞ってしまうなど、期待より低いレベルのサービスを受ける事になるケースもあるようです。値段が安い分、アルバイトが担当するというサービスもあるようで、値段だけでは考えず、やはり実績や信頼できるかどうかの軸に重きを置いてサービスを選定することをお勧めします。

③退職できなかった

退職代行サービスを利用したのに、退職できなかったというケースもあります。

会社との間にトラブルを抱えている場合は、退職手続きとは別に交渉が必要になる場合があるのですが、ケースによってはこの交渉に弁護士資格が必要な場合があり、弁護士資格を持たない業者の場合はその対応ができずに退職代行が実施できない場合があるようです。

確実に進めたいのであれば、顧問弁護士がいるかどうかをチェックしたり、弁護士事務所に相談するのが確実でしょう。

退職代行の依頼の流れ

  • ①業者を選定する
  • ②退職代行会社への問合せ(電話・メール・チャット・LINE・Facebookメッセンジャー等)
  • ③申し込みをする
  • ④サービス費用の支払い
  • ⑤最終出社する日を決める(その翌日には代行業者が会社に退職を伝える)※⑤で代行業者が入ってからは、会社との接触は基本起きません
  • ⑥給与や賞与など、会社からの最終的な金銭の支払いを確認する
  • ⑦退職日を迎えて退職完了

退職代行会社を選ぶ時のポイント

費用

一般のサービス事業者の場合は3万円~5万円程度が相場で、全額返金制度があるかないか、追加料金の発生があるかないかなどが異なります。また、転職が決まった場合は、利用料金を全額キャッシュバックしてくれるサービスなども存在します。

サービスの提供範囲

サービスの提供範囲は各社大きくは異なりませんが、退職の条件交渉まで請け負ってくれるサービスも存在します。非弁行為に該当する可能性のある業務などは受けれないのが一般的ですが、労働組合が退職代行の実施をしてくれるサービスや弁護士が携わっているサービスなど、条件交渉まで請け負う事ができるサービスも存在します。

応レベル・満足度

対応レベルはサービスだけでなく、担当する人間によっても変わってくるため実際に利用してからでないと判断が難しい部分ではありますが、組織として、最低の対応品質を担保するために努力している企業も存在します。各社の実績やネットやSNS上の口コミなどを確認する事も、判断材料の一つとなるでしょう。

どこの会社が運営しているのか、いつからやっているのか、実績は十分かなど、企業が掲載している情報だけでなく、他のメディアや口コミなどを見る事で、信頼に値する事実を集められると良いでしょう。