転職の書類選考で連絡待ち期間の不安が辛い!理由と解決策とは?

転職ノウハウ

書類選考中の期間

現在の転職では、応募するとすぐに面接というわけではなく、まず書類選考を行います。書類選考とは、一般的には履歴書と職務経歴書の2つの書類を郵送かメールで企業に提出し、まずはその書類によって選考されるのです。書類選考で不合格となった場合は面接に進むことすらできません。

転職活動や就職活動の最初のハードルとなる書類選考、合否を待つ身としては、連絡を待つ期間は落ち着かないですよね。また合格の場合はスグに連絡が来て、連絡が来ない場合は不合格の可能性が高いという情報もありますので、返事が来ないと余計に不安になるのだと思います。

書類選考は面接とは異なり、相手の反応はわかりませんので手ごたえを自分で感じ取ることが難しいものです。今回はそんな書類選考の対処法についてご説明します。

特に不安になる方にオススメ

書類選考が、相手の反応が見えないことから不安になりやすいことは前述しましたが、既に書類選考で何度か落ちている場合は、余計にネガティブなイメージが強くて不安になるのではないでしょうか。特に中途採用にに応募した場合、これまでのキャリアや自分自身を否定されるようなショックもあるかもしれません。

私は実際に企業で採用担当をしており、書類選考を担当しているのですが、書類が届いてから内容を確認して合否判断をするまでに、早ければ1日ですが、仕事が立て込んでいたり、出張やお休みが入る場合などは3日~4日空いてしまうことはよくあります。

また、実際に転職をサポートしていても、長い場合は1週間以上回答を待たされることもあります。正直「さすがにもう無理かな」と諦めたころに連絡がるというのは何回か経験しました。

合否連絡が来るまでの日数の目安は?

書類選考の期間は一般的に中小企業であれば数日~1週間以内、大企業は長いと1ヶ月程度かかる場合もあります。

中小企業のレスポンスが早いのは、人が少なく、書類選考から面接までを1人の人事担当者の意思決定で行われている場合が多いからです。大きい企業となると、1つの書類を複数の人事が確認し、その人事が現場の管理者に「こんな人材は必要ですか?」と確認し…とやっている場合があるからです。

しかし、これはあくまで目安であり、企業の体制や採用担当者の業務状況によっても異なります。そのため、返事が来ないことで一喜一憂していては、無駄に精神が削られることになります。「やることはやったし、あとは寝て待とう」ぐらいの気持ちで気長に待つことをおすすめします。

選考期間が長いと不採用?

状況にもよりますが、一般的には書類選考不採用の際は返事が遅くなる傾向にあるようです。これにはいくつかの理由があります。以下に理由をまとめてみました。

  • ・他の応募者と比較していた結果、回答が遅くなった
  • ・各部署の責任者に確認していたが、最後まで欲しいという部署が無かったため
  • ・採用者が確定するまでは、保険のために全ての応募者に不合格通知を出さないでいる

これは、転職者同様に企業も良い人材の採用に必死であるということです。また、企業は多くの場合、1名の人材を採用するために数十万~100万円を超すよな大きなコストを支払って採用活動を行っています。そのため、その費用を無駄にしないようにと、試行錯誤する結果、このように時間がかかってしまうのです。

「不合格の場合は連絡が遅い」と言われるには、このような背景があるのです。逆に考えると、企業にとって魅力的な人材であれば確かに早い連絡があるのかもしれません。

書類選考が遅い理由とは?

結果の連絡が遅くても書類選考通過となる場合があります。その場合の企業側の状況をいくつか紹介します。具体的な理由を見ると、合否の結果は選考期間の長さに関係がないということが理解できると思います。

  • ・応募者が多数寄せられ、選考に時間がかかっていた
  • ・求人広告などの募集期間(1週間〜2週間)が終了してから書類選考をしたため時間がかかった
  • ・人事の担当者が忙しく、処理が遅れてしまった

人事というのは採用活動は業務の一部に過ぎず、その業務を経験したことがない人には理解できないくらいの多くの業務を抱えているのです。

転職エージェントを活用する場合

転職エージェントを利用するメリットとして、もしどうしても書類選考の結果が気になる場合、転職エージェント経由で人事に確認することが可能です。もし遅れているとしても、その理由などをエージェント経由で確認するのです。

また、エージェントは、書類選考が進んでいない企業に対しては、応募者に言われなくても「今選考の状況どうですか?」「早く回答を下さい」と企業に確認を入れる場合が多く、それに促されて企業側もなるべく早く回答を返すようになります。

また、転職エージェントからすれば、書類選考での不合格を連発させたくはありません。なので、もし転職者が応募を希望する企業があったとしても、企業側からの経歴や要件を満たしていない場合は、「この会社は難しいかもしれませんよ」もしくは逆に「あなたの経歴であれば、この会社は書類選考が通る可能性が高いです」とアドバイスすることもよくあります。

自主応募だと連絡なしの場合も?

求人広告で自主応募をする場合は、書類選考通過者のみに連絡するというパターンもあります。親切な企業であれば応募情報欄にそのように記載がある場合もありますが、不親切な企業はなんの事前情報も無くスルーされてしまう場合もあります。こちらから問い合わせて初めて「当社は通過者のみにご連絡さしあげております」と言われる場合がありますので注意が必要です。

転職する立場からすれば、合格不合格に関わらず連絡はほしいですよね。その場合はやはり紹介会社を利用することをおすすめします。紹介会社の場合は、選考結果は基本的に必ずもらえます。

中にはエージェントからの確認を無視して結果を報告しない会社もありますが、個人的な意見としてはそのような会社はあまりおすすめできません。そもそも求人をする上での最低限のモラルが欠けているか、人事組織が脆弱な企業である可能性が高いからです。

仮に人事が人手不足だとしたら、おそらくその会社は採用以外の面でも人事が機能していない可能性も高いです。人事が機能していない会社は労務面がいい加減になったり、会社員にとって重要な評価や査定においてもきちんと運用されていない可能性が高いと思います。

書類選考中の不安を解決する方法

転職エージェントに登録する

求人サイトや、ホームページなどからの応募の場合は、ほぼ必ずと言っていいほど書類選考がありますが、転職エージェントを利用することで、書類選考をすっ飛ばして面接のセッティングをしてくれる場合があります。

これは、一つには企業側がどんな採用基準で求職者を選ぶのかということを、きちんと理解した転職エージェントが、書類選考を企業側から任されている場合です。

また、企業とエージェントがきちんと信頼関係を築けている場合、そのエージェントからの推薦であれば全員面接をするというケースや、エージェントが是非あってほしいとプッシュするとで面接の場を設けてくれる場合もあります。

「応募する」のではなく企業からのオファーを待つ

現在では多くの転職サービスがありますが、ビズリーチやwantedlyなど、スカウト機能をもつ転職サービスも多くあります。このようなサービスに登録してオファーが来れば、基本的には全て面談は可能です。

当然オファーをくれる企業は選べないので、必ずしも自分が興味を持つ企業からコンタクトがあるとは限りませんが、中には今までは知らなかったけど魅力的な企業もあるはずです。

能動的にこちらからアプローチする人材紹介サービスと、受動的にオファーを待つこれらのサービスは、バランスよく両方使うのがおすすめかもしれません。

多くの企業に応募する

もし、一球入魂で一つの会社だけに応募し、その返答を待っている場合、当然その連絡を今か今かと心待ちにしてしまうのは無理もありません。それよりも、同時に複数の会社に応募し、日々求人を確認しながら、興味を持った会社にはどんどん応募してしまうことをおすすめします。

そうすることで、意識も分散されて一社頼みにならないですし、数打てば必ず幾つかは連絡があります。もし本命の企業からの連絡ではなかったとしても、ひたすら指を加えて待っている状況よりは精神的には随分と楽なはずです。

会社の「お問い合わせ」から連絡してみる

書類選考の結果が遅い場合、企業のウェブサイトのお問い合わせページから問い合わせてみる方法もあります。

会社のホームページのお問い合わせから連絡する場合、その内容を最初に確認するのは人事ではなく広報や総務などの管理部が目にする可能性が高くあります。そして、その内容が採用に関する問い合わせだった場合は、そこから人事部の責任者宛に共有されることになります。

例えば、書類選考の回答遅れが、現場の採用担当者の個人的な不手際や、不注意で忘れられている場合、広報や総務から人事の責任者に問い合わせ内容が共有されることで初めて現場で業務が正常に行われていないことが発覚し、責任者含めてその問題に対処することができるのです。

その結果、遅れていた書類選考が一気に処理され、または見落とされていた応募がもう一度きちんと確認されて、回答がもらえるかもしれません。何もせずに諦めるよりは、ダメもとで問い合わせてみる価値はあると思います。

書類選考の期間を早めるコツ

他社の選考状況を伝える

転職では複数の会社の選考を同時並行して進めることは当たり前です。そこで、他社の選考状況を引き合いに出して回答を急がせるという方法があります。これは実際にそのような状況ではなくても、そう言い切ることで多少の効果は見込めます。つまり駆け引きなのです。

例えば、「他社はすでに最終面接まで進んでおり、もし内定が出たタイミングでまだ書類選考の結果すらもらえていない場合は応募は自体します」と伝えるのです。

もしくは、「他社はすでに内定が出ているので、数日以内に回答がもらえない場合は応募を取り下げます」と言って、回答期限を設定してしまうのです。

中小、ベンチャー企業に応募する

会社規模にこだわりが無い場合は、規模の小さい企業に応募することで書類選考の期間を早めることが期待できます。

中小やベンチャー企業の場合、会社組織が小さいため、書類選考の段階から最終決裁者である社長が担当している場合が多いからです。社長の場合、誰に確認することもなく自分の意思で即決できますし、経営者というのはそもそも判断が早いのです。

また、その流れで一次面接から社長直々に面談になる可能性も高く、一度の面接で内定が出るというスピード選考になる可能性もあります。

またその面接も、書類選考を通過させている時点で良い印象を持っているので、採用確率は高いと言えます。

まとめ

転職活動は、不安、挫折、孤独、迷いといった精神的なストレスは付きものです。しかし、このストレスに負けていては転職成功はなしえません。

まずは、転職をしようと決めた段階で覚悟をして強い意識を持つことが重要です。これらのストレスに負けると何が起きるかというと、早く転職を終わらせようとするあまり妥協して転職先を決めてしまい、転職後に後悔をすることになるからです。

現在の日本には400万社以上の会社があるのですから、1社や2社ダメだったとしても全く落ち込むことはありません。また、もし落選したとしても、決してあなたに価値が無かったわけではなく、”タイミングが合わなかっただけ”の可能性が高いのです。実際に私は採用に携わっている中で、「あと1週間早く応募してくれれば絶対に面接してたのに…」という運命のイタスラにしょっちゅう振り回されています。

もし書類選考が不合格だとしても、それは本当に出会うべき会社がその先で待っているからだと、前向きにとらえて転職活動を乗り切りましょう!