20代が仕事を辞めたいと思った時に「甘え」or「甘えではない」を判断する5の事例

20代・第二新卒向け転職

仕事が辞めたい時は誰にでもある

仕事を辞めたいと思ったことがない人は世の中にいないのではないでしょうか?

特に20代の場合、求められる要望に答えられなかったり、分が描く理想と現実のギャップから落ち込んでしまったり、今の仕事から逃げ出したくなることもあると思います。

今この記事を読んでいただいているという事は、今まさに仕事に悩みを抱えて辞めたいと思っている方だと思います。そして同時にそんな自分に対して「自分が甘えているのではないか」と不安になっている方だと思います。

まず最初にお伝えしたいのは、今の状態が”甘えている、甘えていない”という事も大事ですが、もし今の勢いで仕事を辞めてしまった場合に、幸せになるのか不幸になるのか、ということが重要なのではないでしょうか。

その1、今の仕事が合わないと感じる

「仕事を選ぶなんて甘えだ。与えられた職務を全うするのが社会人だ」というご意見も多くあると思いますが、個人的には今のご時世、もしくは今後の社会でその根性論は通用しないと思います。つまり結論を言うと、これは甘えではありません。

人には個性があり、仕事にも必要な能力や適正はありますので、「誰がどんな仕事をしても結果は同じ」とは絶対になりません。

むしろ、「自分はどんな仕事であればパフォーマンスを発揮できるのか」を自分自身で考えた結果、今の仕事が合わないと思っているのであれば、それはきちんと仕事に向き合い、自分自身を冷静に判断しているからなので、決して甘えているわけではないと思います。

「与えられた職務を全うする」という発想の方が危険で、自分がなにをするべきかは他人(この場合は会社や上司)に決めてもらうとうことともとれまよね。これって完璧に依存していることなので、逆にこのスタンスの方が甘えているのでは?と思ってしまいます。

その2、今の仕事に限界を感じている

やってもやっても成果が出ない、後輩には追い越されるし、失敗続き。人によって”限界の感じ方”は様々ですが、共通しているのは現状上手く言っていない仕事に対して、”万策尽きた状態”なのではないでしょうか?

おそらくそんな状態の人に対して、「努力が足りない」「諦めが早い」「我慢も必要」という人もいると思います。確かに一理あるのですが、本人からすると「最大限努力もしたし、もう何度か諦めようとしたけどそれでも諦めなかったし、長い事我慢もしたよ」と。その上で限界だと言っているのだと思います。

例えば、努力しろと言うのは簡単ですが、具体的に何をどうすればいいのかを論理立てて説明してくれる人はほとんどいません。また「諦めるな」や「我慢しろ」の背景には、時間が経てば解決されるという希望的観測が前提にあります。

”どう努力すればいいかわからない、時間が解決してくれるまで待てない”とうことも含めて今の仕事に限界を感じているのであれば、それは早く別の仕事に就く方がいいのではないでしょうか?

限界を受け入れるとうのは、それ自体結構辛い事だと思います。自分で自分を否定するわけですから。なのでその現実をきちんと受け入れている人は決して甘えているわけではないと思います。この状況で甘えているというのは、自分の限界を他人のせいにしたり、環境を理由にしている人の事だと思います。

その3、仕事から逃げ出したい

逃げ出したい状況というのは、辛いとか苦しいという状況の果てに、なんらかの身の危険を感じているときなのではないでしょうか?肉体的に無理をし過ぎていたり、精神的に追い込まれていたりといった状況だと思います。

逃げることで何かが解決することはありませんが、時にはそれを理解した上で逃げることも必要です。というのも、あまりにも過酷な環境にいることでうつになったり、病気になったりということがあるからです。

これはもう甘えとかではなく、防衛本能の領域かなと思います。

そんな時は一度は逃げ出してしまうことも時には必要です。それが今いるポジションを降りるのか、転職をするのかは様々ですが、とにかく自分が冷静さと安心を取り戻せる環境に戻るべきだと思います。

しかし、前述した通り、問題が解決したわけではありません。おそらく、その後も仕事をする中で同じような状況にぶつかることは必ずあるので、一度体制を立て直した上で何が課題だったのか?自分に何が足りなかったのか?次に同じ失敗をしないためにはどんな準備をすれば良いのか?をきちんと考えることをおすすめします。

人は、何度でもやり直すことは可能です。時には逃げ出す勇気も必要です

その4、鬱(うつ)になった

うつは、外的にわかりやすく症状がでるというよりは、本人にしかわからない辛さを抱え込まなければなりません。これはなった人にしかわからない辛さで、経験した事がない人は鬱の人に対して安易に「甘えている」と決めつけがちです。

私は実際にうつを経験したことがあるのですが、本当にうつになった場合は、その仕事に対して辛いとか辞めたいということは考えませんでした。というよりも、そう考えられているうちはまだ正常な思考が働いている証拠なのでうつではないと思います。

実際にうつになると、強烈な眠気や記憶障害、感情のコントロールができない、発熱や腹痛など、別次元で障害が発生します。

そして、甘えが原因でうつが発症するということも無いと思います。もしうつになってしまって(病院や産業医にきちんと診断してもらうことをおすすめします)、そのことで自分は甘えているのでは無いかと悩んでいるのであればそれは間違いです。

傾向として、真面目で責任感が強く自責の思いが強い人の方がうつになりやすいので、もしうつと診断された場合は、まず第一に今の働く環境を変えること。そして自分を責めずにまずはこれまで頑張った事を認めてあげて、きちんと休養を取る事をお勧めします。

その5、人間関係が辛い

会社で働く以上、人間関係というのは付き物で、良い関係が作れればモチベーションにもなりますが、そうでない場合会社に行く事すら辛くなってしまいます。

では、もし人間関係が上手く行かない場合にそれを理由に仕事を辞めたいというのは甘えなのでしょうか?それは状況によるかなと思います。

もし、自分の好き嫌いを軸に嫌いな人が多いことを理由にしているのであればそれは甘えです。仕事は仲良しをつくることが目的で集まっているのではないので、公私混同をしてはいけません。もしそれを理由に仕事をやめて、他の会社に転職したとしても、必ず同じ状況になります。

仮に、相手が好き嫌いであなたに対して辛く当たってきた場合でも、それを理由に仕事をやめることはおすすめできません。あってはならないことですが、仕事をしているとそのような状況も多々あります。そんな時はきちんと上司に報告したり、部署を変えてもらうなどして、自ら解決に向けた行動をとることをお勧めします。

しかし、もし相手が幹部や社長だった場合は状況は変わります。なんだかんだで会社は縦社会です。そして幹部や社長も人間ですので、好き嫌いもありますし、中には人の上に立つ人間として不適切な人もいるでしょう。

そのような場合は、仕事を辞めることも選択肢として必要になるでしょう。この時の注意したいのは、やはり好き嫌いで判断するのは甘えです。しかし、それとは別に、仕事を進める上で、上司との人間関係が障害になってしまう状況なのであれば、それは甘えではなく合理的な判断と言えると思います。

20代は甘えで辞めても良い?

筆者自身、20代にはその時の仕事が辛くて実際に転職(逃げ出した)したことがあります。責任や思い通りにならない現状から逃れるために、自分本位に仕事を放棄した結果の退職でした。

当時から、そらが自分の甘えからくるものだと認識していましたが、全く後悔はありません。むしろ、20代の内にそのような経験をしたことが、その後の自分への戒めになり、二度と同じことを繰り返したくないという思いから、言い訳することをやめて素直に努力できるようになりました。

人生はいくらでもやり直せるというのは本当だと思います。もし仕事から逃げ出す経験をするのであれば早ければ早い方がよいのではないでしょうか。

まとめ

「仕事では甘えは禁物」とうのは誰しもが根底にある価値観なのではないでしょうか。また、一人のビジネスパーソンとして、「仕事に対して甘えている自分でありたくない」というプライドもあると思います。

しかし、何が甘えで何が甘えではないという答えは、どこにも正解はありません。見方一つで甘えになることもあれば、ならないこともあります。

また、冒頭にも述べましたが、甘える事自体は別に悪い事ではありません。努力や我慢することを諦めて楽な道を選んだとしても、それは自己責任であり、そのツケは自分で払う事になるのですから、今この瞬間どの道を行くのかを決めるのは自分ですし、他人にとやかく言われる筋合いはないのです。

ただ一つ、もし自分の甘えが原因で他人に迷惑をかけるとしたら、それはやってはいけないことです。それは甘えではなく”無責任で自分勝手な行動”になります。

重要なのは、自己責任の範疇での甘えと、無責任で自分勝手な行動をとをきちんと区別することだと思います。